寮の持ち物リスト、何を記録するか
たいていの引っ越しは、一つの家がゆっくり自分の必要なものを決めていくものです。寮への入居はそうではありません。一つの週末のうちに、ほとんど会ったことのない誰かと同じ部屋に、それぞれ別の家の買い物リストを持ち込んで住み始めます。相手が何を持ってくるかは、当日になるまでお互い分かりません。実際に問題になるのは、何かを忘れたことより、二人そろって同じミニ冷蔵庫を持ってきてしまうことです。
この引っ越しが他と違う理由
ふつうの引っ越しは、一つの家庭が自分の必要なものを決めるだけです。寮への入居は、それぞれ別の予算を持つ二つの家庭が、同じ小さな部屋に、当日まで何のすり合わせもないまま荷物を持ち込みます。部屋そのものも仮住まいという性質が強く、そこが賃貸の一人暮らしとは違います。一年しか使わないラグと、何年も使うつもりのラグでは、そもそも買うときの計算が違って当然です。
入居前のひと言で、重複のほとんどは防げる
値が張り、重複すると本当に痛いのは、ミニ冷蔵庫や電気ケトル、扇風機のような大物です。ここは、どちらかが買う前にルームメイトに「どっちが持ってくるか」を一言確認する価値がある部分です。先に聞いたほうが結局は運び込む係になりますが、コンセントに余裕のない部屋にケトルが二台並ぶよりはましです。
店で確認する前に、家で確認する
上の子を寮に送り出したことがある家、あるいは単に長年モノが増えてきた家には、寮の持ち物リストに載っているものの半分くらいは、すでにどこかにあります。デスクライト、収納ケース、ハンガー、しばらく開けていない引き出しに入ったままのシーツ一式。ここで身につける価値がある習慣は、家の他の場所と同じです。押し入れを確認するより通販でポチる方が楽だからと新しく買うのではなく、まず家にあるかどうかを確認することです。
記録する価値があるもの、ないもの
記録する価値があるのは、値が張ってルームメイトと重複しやすい少数の大物——冷蔵庫、電気ケトル、扇風機——と、自分が知らないうちに買いすぎがちなもの、収納ケースや延長コードのようなものです。記録する価値がないのは、ペンやノート、ハンガー一本一本まで含めた完全なリストです。そんなリストは入居して一週間も持ちません。ノートが一冊足りなくても、大学の売店まで五分歩けば済む話で、無駄な買い物として押し入れに残るわけではありません。
本当の無駄は一年目より二年目に出る
寮暮らしを何年か続ける人にとって、このパターンは毎年八月に繰り返されます。夏休みで荷物が実家に戻り、物置や押し入れに詰め込まれ、次の入居シーズンが来るころには、あのデスクライトが実家にあるのか、寮の荷物置き場に置いたままなのか、誰も思い出せません。壊れたわけでもないのに、デスクライトはもう一度買われます。荷物を詰めるその日に、何をどこに置いたかを一行だけ書いておけば、次にリストを作るときにこのすれ違いはなくなります。
この金額は、思っているより小さくない
家庭で電気ケトルが重複するのは、ちょっとした無駄で済みます。学生の予算で電気ケトルが重複するのは、実家にすでにあったもの、あるいはルームメイトがすでに用意していたものに、実際のお金を払うことになります。これを「持ち物リストをもっと細かくする」問題ではなく、「入居前にひと言確認する」問題としてとらえることが、実際に節約につながります。
ちょっとした確認が役立つところ
これは Kept の「買う前に確認」の検索が目指していることに近いです。デスクライトや収納ケースをカートに入れる前に、五秒の検索で家にすでに眠っているものがないか確認できます。声で話すだけで記録できるので、「冷蔵庫はどっちが持ってくるか、ケトルは誰が用意するか」といった取り決めを、その場ですぐに残せます。入居当日になって夏のやり取りを思い出そうとするより、ずっと確実です。
うまくいっている状態とは
寮の持ち物をすべて登録した完璧なリストではありません。入居前にルームメイトと「冷蔵庫はどっちが持ってくるか」を一言決めておくこと、そして新しいデスクライトをカートに入れる前にひと確認して、それが実は三年前に兄や姉が寮で使っていたもので、実家の棚に残っていると気づくことです。