続く持ち物リストの作り方
家全体のリストは作らないでください。繰り返し買ってしまう五、六カテゴリだけを作ります。完全なリストは週末を消費して一か月で放棄されます。部分的なリストは二十分で終わり、最初に重複買いを一度止めた時点で元が取れます。
ほとんどのリストを殺す間違い
「完全であること」を目標にしてしまうことです。表を開き、列名を決め、全部入れるつもりで台所から始めます。三つ目の引き出しあたりで、それは前進ではなくデータ入力に感じられてきます。実際そのとおりだからです。表は放置され、「自分にはリストは向かない」という結論が残ります。
本当の失敗は範囲設定でした。リストは保管庫ではなく、店頭で判断するときに引く対照表です。決して引かれない行は純粋なコストです。ソファをデータベースに入れる必要はありません。ソファは忘れません。
実際に入れるもの
二つの条件を満たすカテゴリだけ入れます。複数持っていて、しかも数を即答できないこと。多くの家庭では似た顔ぶれになります。衣類(とくに何となく買い足す定番)、キッチンの小物と小型家電、ケーブルとアダプタ、化粧品と洗面用品、文房具、電池と電球、そして趣味の道具。
唯一無二で記憶に残るものは外します。テレビ一台、自転車一台。自転車を間違えて二台目買った人はいません。
役に立つかどうかを決める項目
名前と分類は当然として、道具の性質を変えるのは最終使用日です。持ち物だけのリストは「持っているか」に答えます。最終使用日が付いたリストは「持っているのに使っていないものは何か」にも答えます。そして後者こそ、断捨離の後半そのものです。
几帳面に記録する必要はありません。登録時にだいたいの日付を入れ、思い出したときに更新する程度でも、日常的に回っているものと、二年間棚を占領しているものは十分に分かれます。意味があるのは正確な値ではなく桁です。六日と六百日の違いは一目で分かり、それで足ります。
入力で嫌にならないために
ボトルネックは入力なので、打たないことです。引き出しの中身を声に出すほうが打つより何倍も速く、棚を撮って認識に下書きさせればさらに速い。Kept はどちらもできます(音声のひと続きの発話が構造化リストになり、写真は一度に最大10点)。ただしどの道具でも原則は同じです。まず速く雑に取り込み、あとで整える。八割正しくて実在するリストは、完璧だけれど放棄されたリストに勝ちます。
道具を問わず守る価値のある規則がひとつ。人の目を通さずに登録させないこと。自動認識は下書きには十分でも、そのまま信頼するには足りず、信頼できないリストは引かれなくなります。
現実的な維持の手間
入ってきたときに登録します。開封の瞬間がいちばん安いタイミングです。すでに手の中にあり、注意も向いているからです。出ていったら消します。そして月に一度リスト全体を開き、長く触っていないものを見て、一行につき一つ決めます。維持はこれで全部、十分ほどです。
見返りは劇的なビフォーアフター写真より地味ですが、積み上がります。持っているものを買わなくなり、家にあるものを探し回らなくなり、いつでも正直に言えるようになります。家に何があり、何がただ置かれているだけなのかを。