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断捨離の前に、収納ボックスを買うべきか

収納ボックスは仕分けのあとに買ってください。先ではありません。揃いの収納ボックスを買いに行くのは断捨離の最初の一歩のように感じられますが、実際にはその一歩の代わりになってしまうことがほとんどです。「片づけている」感覚で一時間を過ごせても、何を残すかという判断は一つもしていません。

収納用品を買うことが「進んでいる」ように感じられる理由

買い物は一回の外出で完結する作業です。何を残すかを決めるのはそうはいきません。遅く、確信が持てず、数分おきに判断を求めてきます。この二つを比べれば、透明で積み重ねられる収納ボックスが並んだ売り場のほうが、明らかに手に入れやすい達成感です。しかも見た目もそれらしい――揃いの箱でいっぱいのカートは、片づいた家の「アフター写真」に似ています。帰ったあとの家は何一つ変わっていないのに。これは怠けではなく、終わりの見えるタスクと見えないタスクのあいだで、普通の頭が終わりの見えるほうを選んでいるだけです。

問題は、箱そのものは何の作業もしてくれないことです。きれいにラベルを貼ったシステムを買って、仕分けていない引き出しをそのまま流し込むこともできてしまいます。その結果手に入るのは、パッケージだけ良くなった、仕分けていない引き出しです。

どれだけ残すかを決めているのは、あなたではなく箱

買った収納は、いつの間にか新しい「容量の上限」になります。そしてモノは、それが値するかどうかに関係なく、使える容量いっぱいまで膨らむ性質があります。「念のため」ひとつ大きめの箱を買えば、それを埋めるだけの微妙なモノが必ず見つかります。それが本当に必要だったからではなく、単に場所があったからです。少し小さめの容器は、入りきらないモノひとつひとつに本物の判断を迫ります。余裕のある容器はその判断をまるごと省略させ、結局は同じ量の「なんとなく残したいモノ」を、より整った見た目で保管することになります。

先に仕分け、あとから寸法を測る

実際にうまくいく順番は、この本能とは逆です。手元にあるものだけで――床の上に積み上げるのでも、段ボール一箱でも、何もなくても――残す・手放す・保留の三つに仕分けます。残す山が確定してはじめて、本当に必要な収納の量が分かります。しかも、何も決まっていない状態で店の棚を前に見当をつけるのではなく、正確に分かります。先に仕分けておけば、二度手間も防げます。仕分ける前に買うと、少なすぎて買い足しに行くか、多すぎて余った空き箱そのものが、片づけようとしていた散らかりの一部になるかのどちらかです。

収納用品を買うことが本当に正解になる場面

仕分けを終えて何が残ったか分かったあとなら、具体的な、数え終わった量に合わせた容器を買うのは、先延ばしの手段ではなく本物の改善です。残った十四個の工具にぴったりの引き出し仕切り、残すと決めたケーブル用にラベル付きのボックス――こうしたものは、残ったモノと一緒に暮らしやすくし、正しい場所に戻しやすくします。そしてこの「戻しやすさ」こそが、空けた場所がまた散らからずに済むかどうかのほとんどを決めます。違いはシンプルです。仕分けのあとに買えば、容器は中身に合います。仕分けの前に買えば、中身が容器に合わせて膨らみます。

不透明な収納ボックスが、せっかくの仕分けを静かに帳消しにする場所

数か月後に現れるもう一つのコストもあります。モノが密閉され、積み重ねられ、中の見えない箱に入った瞬間、重複買いの原因になっているのと同じ「忘れる」という現象がすぐに戻ってきます。中身が見えないので、実際に箱を下ろして開けない限り「もう持っているか」に答えられなくなり、現実にはそこまでしないので、二個目を買ってしまいます。物を追加するときに写真を一枚付けるだけの十秒が価値を持つのは、まさにこのためです。Kept では物を登録するときに写真を付けられ、あとから一目で思い出せます。これは、目に見える棚の上ではなく、箱に入って見えなくなってしまうモノにこそ効きます。

実際にすべきこと

手元にあるもので仕分ける。残った山に本当の数を教えてもらう。その数に合わせて容器を買う。まだ判断していない段階で店先で立てた見当ではなく。収納ボックスは断捨離の最後の一歩であって、最初の一歩ではありません。最初の一歩だと思ってしまうことこそ、良い意志がカート一杯の空き箱と、実は何も変わっていない家に化けてしまう、よくある原因のひとつです。