余った塗料やDIY用品、どう処理すればいいか
半分残った塗料の缶、余ったタイル数枚、何に使うか分からないネジの束。これらは、重複した充電器のようになんとなく家に入り込んだものではありません。塗料やタイルをちょうど必要な分だけ買うことはほとんど不可能で、作業の途中で足りなくなるほうが、少し余るよりずっと厄介だから、あなたはわざと少し多めに買ったのです。だからこの手のものは、片づけの話の中では珍しく扱いが違います。余った分は反省すべき失敗ではありません。問題はただ一つ、それがまだどれくらい取っておく価値があるか、です。
なぜ「使ったかどうか」がここでは通用しないのか
片づけのアドバイスの多くは「これを使ったか」という問いに行き着きます。ほとんどのモノはこれでうまくいきます。使うか、使わないか、どちらかだからです。余ったDIY用品はこの枠に収まりません。存在理由そのものが、壁の傷、割れたタイル、なめたネジといった、起きるかどうか分からない特定の未来の出来事を、静かに待つことだからです。今年触ったかどうかで判断するのは、そもそもこれを取っておいた意味を見落としています。問うべきなのは使ったかどうかではなく、それが待っている出来事が今もまだ現実味があるか、あとどれくらい待てるか、です。
缶に書いていなくても、塗料には本当の賞味期限がある
補修用に塗料を取っておくのは、しばらくは理にかなっていますが、ずっとではありません。二つのことが同時に不利に働くからです。ひとつは塗料自体の劣化——蓋をしていても分離したり、固くなったり、内側から乾いていったりします。何度か開け閉めした缶は、見た目より劣化が進んでいることが多いものです。もうひとつは、その色に合わせた壁のほうも同時に古びていくこと。日光で壁の色は少しずつ褪せていくので、三年前の缶から「同じ色」のつもりで補修すると、隠したかった傷より目立ってしまうことさえあります。決める前に、開けて、かき混ぜて、見てみる——これが正直な確認方法です。ひどく分離していたり、においがおかしかったり、表面のほとんどが固い膜になっていたら、答えはもう出ています。
その確認を通った塗料についても、正確なルールより、おおまかな目安のほうが役に立ちます。壁を塗ってから一、二年は補修用として本当に使えます。そのあと数年はまだ使えるものの、だんだん頼りにならなくなり、それを過ぎると、ほぼ満タンの缶を大さじ一杯分のために取っておいているだけになります。ずっと前に塗った部屋の、あるいはもう住んでいない家の塗料は、「念のため」ではなく、すでに終わったものです。
金具類にも同じことが起きている
ネジ、プラグアンカー、余ったタイルや床材の切れ端、開封済みのコーキング剤や接着剤――これらも塗料と同じように、終わった作業から出た正直な余りとして積み上がり、ほとんどが同じおおまかな目安に従います。開封後数か月放置したコーキング剤は、キャップの見た目にかかわらず、中身はたいてい固まっています。ラベルのないネジの束は、一つひとつ記録するより、まとめて入れる容器がひとつあれば十分です。あとで必要になったとき、実物と見比べれば数秒で見分けがつくからです。唯一の例外は、まだ家の中で使われている何かに対応する在庫――浴室の床から余ったタイル、廊下用の予備の床材――で、これはまさに、同じロットが廃盤になったら二度と手に入らないからこそ取っておく価値があります。
台帳をつけるより、一か所にまとめる
家の中でここだけは、几帳面な在庫リストがむしろ間違った道具になるカテゴリです。雑多なネジ四十本のためにデータベースの項目を作る必要はありません。本当に役立つのは、無理なく収まる大きさの容器をひとつ用意し、まだ本当に使えるものをすべてそこに集めることです。サイズ別に分ける必要はなく、三つの引き出しと古いジャム瓶に散らばっていたものを一か所に集めて、見えるようにするだけで十分です。底が見える容器なら、すでに在庫があるかどうか一目で分かります。見えない隠し場所が複数あると、何も分からないまま、すでに二袋持っているプラグアンカーを四袋目まで買うことになります。
モノではなく、情報を残す
余った塗料の缶が本当に「役立っている」部分は、たいてい塗料そのものではなく、色番号、メーカー、どの部屋のものかという情報です。これらは1リットルの液体がなくても残せます。缶を手放す前に、メーカー名、色名や色番号、仕上げの種類をどこか消えない場所に書き留めるか、元の缶を残す代わりに、小さなラベル付きの瓶に少量を移しておきます。これで「この部屋の色は何だったか」という問いに、缶と同じくらいちゃんと答えられ、しかも棚の場所はごくわずかで済みます。予備のネジや余ったタイルにも通じる考え方です。実際にまた必要になるのは、たいてい材料そのものの量ではなく、その規格の情報のほうなのです。
ここは、家の持ち物リストが実際に役立つ場面でもあります。ネジ一本ずつを記録することではなく、塗料の缶やタイルの箱を手放す前にラベルを写真に撮り、どの部屋のものか記録しておくこと。そうすれば「廊下の色は何だったか」は、当てずっぽうではなく、ホームセンターでスマートフォンから検索できることになります。Kept の部屋分けなら、ガレージや作業スペースの棚を家の他の場所と分けて管理できますし、「買う前に確認」機能は、同じサイズの木ネジをすでに持っているかを、四袋目を買う前に教えてくれます。
どうなれば「片づいた」と言えるか
棚を空っぽにすることでも、十年前までさかのぼる工事の記録を残すことでもありません。具体的で納得できる理由を言える塗料だけを少数残し、底が見えるまでまとめられた使える金具の容器がひとつあり、色番号やサイズがどこかに書き留めてある状態です。そうしておけば、缶や端材そのものがなくなっても、情報だけは残ります。