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メイク用品の持ち物リスト

トンカチは家の工具箱にあるかないかのどちらかで、それは自分でもはっきり分かります。ところが「くすみピンクの口紅」はまったく別の問題です。同じような色を、質感違いで三本、ブランド違いで四本持っていてもおかしくなく、パッケージのどこにも自分と他人が分かるほど明確な区別は書かれていません。店頭で手にした一本が本当に五本目なのかどうか、その場で確信を持って言い切るのは難しいものです。メイク用品はおそらく家の中で唯一、商品名がほとんど役に立たないカテゴリで、それこそが引き出しが誰にも「買いすぎた」と気づかれないまま膨らんでいく理由です。

なぜ「もう持っているか」がここでは難しい質問になるのか

ほかの場所ではカテゴリだけで十分です。はさみを持っているかどうかは一言で分かります。ところが「ファンデーション一本」は一つのものではなく、色番号と、色味の系統と、質感と、カバー力の組み合わせです。棚に並んだ隣り合う色番号の二本は見た目がほとんど同じでも、肌にのせるとまったく違う結果になります。ブランドは色番号を変えずに配方だけ静かに改良することもあるので、同じ名前と番号でも、以前買ったものと同じとは限りません。こうした細かさを店頭で記憶だけを頼りに判断するのは現実的ではなく、まさにその瞬間の一つの見誤りが、ほとんど同じ五本目につながります。

本当に維持する価値がある二つのリスト

一つ目は、使い切るためではなく試すために買ったもの全部です。ほぼ理想に近かった色、誰かに勧められた質感、すでに持っている定番と比べて負けた一本。ここに買い重ねが集中します。「すでに持っているものとほとんど同じ」は、二本目の栓抜きのようには自分から気づかれず、しかも新しいパッケージはいつも新しく見えるからです。

二つ目は、ノベルティやセット購入に付いてくるミニサイズ・サンプルです。これらが忘れられやすいのは、いつも使っているものとパッケージが違い、サイズも棚の何とも合わないからです。正規サイズを使い切ってからずいぶん経っても、誰にも思い出されないままポーチの底に残ります。

毎日使っているほんの数点は記録しなくて構いません。歯磨き粉が切れる瞬間に気づくのと同じように、切れた瞬間に自分で気づくからです。

商品名より、色番号と質感こそが本当の身元

ここで何かを記録するとき、パッケージに印字された商品名はいちばん役に立たない情報です。あとで買い重ねを避けるために本当に効くのは、色番号や品番と、質感——マット、サテン、パール——です。ここが記憶からいちばん先に抜け落ち、しかも買い直すかどうかを実際に左右する部分だからです。「口紅一本」では照合のしようがありませんが、「あのサテン仕上げのくすみピンク」なら照合できます。

「使っていない」と「期限切れ」は別の質問

一度の結婚式のために買った色を、その後一年に一度しか使わなくても、それは問題ではありません。もともと年に一度で構わないものだからです。むしろ目を向ける価値があるのは、パッケージに印字された、開いた容器のアイコンと数か月の数字が並んだ小さな表示で、これは開封後どのくらいの期間使えるかを示しており、使う頻度とは関係ありません。年に二回しか使わないハイライトが期限内に十分収まっている一方、毎日使っているファンデーションが誰にも気づかれないまま期限を過ぎていることもあります。朝出かける前にその小さなアイコンを読む人はいないからです。リストが答えるのは「すでに持っているか」で、「まだ肌にのせて大丈夫か」は別問題です。後者はそのアイコンを自分の目で、都合のよいときどきに確かめます。

パッケージではなく、肌にのせた発色を撮る

パッケージを撮っても、写るのは箱です。肌に一瞬のせて、普通の光の下で撮る一枚——これが本当の色を写してくれます。商品名やネット上の宣伝写真では、数か月後にはもう頼りになりません。パッケージだけを撮るより数秒よけいにかかりますが、その数秒が、店頭で自信を持って買い重ねを見送れるかどうかの分かれ目になります。

実際にいつ更新するか

家の他の場所と同じで、二つの瞬間だけです。新しいものが家に来たとき——色番号、質感、肌にのせた写真——それがまだ手の中にあり、細かい情報がまだ推測になっていないうちに記録します。使い切ったり捨てたりしたときは、リストから外します。毎日のローテーションにあるものはどんな瞬間も必要としません。そもそも忘れようがないからです。

これは Kept が目指していることに近いです。何点かまとめて撮って認識に草稿を作らせれば、似たようなラベルを一つずつ手で打ち込む必要がなくなり、「買う前に確認」の検索がほとんど同じ色をカートに入れる前に止めてくれます。未使用日数は、「たまにしか使わない」では説明がつかないほど長く放置されているものを、静かに知らせてくれます。

うまくいっているとはどういう状態か

ドレッサーをすべて台帳化することでも、持っている化粧品を一点残らず表にすることでもありません。店頭に立って、手にした色が家にあるものと重なっていないかを自信を持って判断できること。引き出しに残っているのが、本当に使うものだけで、誰も残すと決めたわけではない「似たようなもの」の層ではないこと。それがうまくいっている状態です。