何用かわからないケーブルや充電器:実際どうすればいいか
端がどこにもつながらない黒いケーブルを手にしています。古いルーター用かもしれないし、二年前に売ったカメラ用かもしれないし、そもそも何にも使わないものかもしれません。捨てないのは、使うと思っているからではなく、使わないと言い切れないからです。この一文が、世界中のケーブル引き出しのほぼすべてを説明しています。
この引き出しが他の片づけと違う理由
たいていの片づけの判断は、実際のコストどうしを比べています。上着が場所を取ることと、また着るかどうか。ケーブルはこの釣り合いを崩します。ケーブルは重さもほぼゼロ、場所もほぼ取らず、どれくらい放置されているかも黙ったままです。だから持ち続けることは無料に感じられます。逆に、あとで必要だとわかったケーブルを捨てることは、具体的で高くつくものに感じられます。機器が使えなくなる、買い直しに行く、それに一晩取られる。片方が無料に感じられ、もう片方が高くつくと感じられると、明らかにおかしくても無料の側が勝ちます。これは意志の弱さではなく、枠組みが悪い問いに対する合理的な反応です。だから直すべきは根性ではなく、問いの立て方のほうです。
本当の問題はケーブルの価値ではなく、見分けがつかないこと
ラベルのないケーブルは、実際によく似ています。この二十年で出回ったコネクタの形はごく数種類に集約されるので、まったく関係のない三つの機器が同じ形の端子を使っていることも珍しくありません。「何用かわからなければ捨てる」というのはよく聞くアドバイスですが、雑すぎます。わからないことのほとんどは一分もあれば解ける一時的な無知であって、永遠に解けない謎ではないからです。問うべきは「このケーブルに価値があるか」ではありません——ケーブル単体には価値がありません。問うべきはただ一つ、「これがつながる機器を、まだ持っているか」です。これなら答えが出ます。
勘に頼らずに済む、五分の見分け方
家じゅうのばらばらなケーブル・充電器・変換アダプタを一箇所に全部集めます。部屋ごとではなく、まとめて一度に。まずコネクタの形で分けます。USB-A、USB-C、Micro-USB、太さの違う丸型プラグ、専用形状のもの。形で分けるだけで、一本ずつ真剣に考える前に見分けの大半が終わります。似たような丸型プラグが十一本並んでいて、そのすぐそばにちょうどそのサイズを必要とする機器がある——これなら答えは一目瞭然です。ケーブルが入り混じった引き出しでは、これは絶対に起きません。
残ったものには、本当に意味のある問いを一つだけ投げます。これがつながる機器を、まだ持っていますか。持っているなら残し、引き出しに戻さず機器のそばに置きます。これ自体が小さな勝利です。仕事が決まったケーブルは、その瞬間からもう「ガラクタ」には見えなくなります。機器がすでにないなら、ケーブルの状態がどれだけ新しくても高価そうでも関係ありません。もうつなぐ先がないので、手放していいということです。二回のふるいを通ってもなお正体不明のものは、今日の日付を書いた小さな箱に一つにまとめます。決めていないのではなく、あえて先送りしています。ただし終わりのない「たぶん」ではなく、期限つきで。
「念のため」がここで特に通用しない理由
実際に何を守ろうとしているのか、数字で見てみます。よくあるケーブル——USB、たいていのスマホ充電ケーブル——は買い直しても安く、どこでも手に入るので、間違えても小さな手間で済み、大事にはなりません。本当に買い直しが高い、または面倒なケーブルは、日常的に使っている機器につながっているはずで、それが何かはすでにはっきりわかっています——つまり、そもそも正体不明の山には入らないということです。本当に見分けがつかないケーブルは、ほぼ定義上、なくなっても気づかないものです。怖さと実際の利害は、逆方向を向いています。
手放すと決めた分、実際の行き先
ケーブルや充電器は家庭ごみではなく、電子廃棄物です。金属を含んでいますし、多くの充電器の部品は埋め立てに回すべきものではありません。多くの地域には、まさにこのための回収窓口があります。家電量販店、リサイクルセンター、オフィスビルの回収ボックスなど。専用の外出は要りません。買い物のついでにひと足のばして手渡す、それだけの手間です。
物のリストが助けになる場面
ケーブルは、気づかないうちに買い直しを繰り返してしまう典型的なカテゴリです。カバンの中のスマホケーブルは、家にすでにある三本とまったく同じに見えるからです。支払う前に「これ、もう持っているか」を数秒調べる習慣は、店では答えられない問いに答えてくれます。重複買いを止める、あの五秒の習慣と同じものです。ケーブルを持ち物リストに入れるなら、役に立つのは説明文ではなく「どの機器用か」という項目です。仕事の決まったケーブルは、もう二度とガラクタと見間違えません。
「片づいた」とはどういう状態か
家にケーブルが一本もない状態ではありません。残したケーブルすべてに、はっきりした仕事があること。そして、本当にわからないものだけを集めた、日付つきの小さな箱に期限があること。その日までに箱の中身を探しに来る人がいなければ、答えはもう出ているということです。