使っていない家具、どうすればいい
着ない服なら十秒で判断がつき、そのまま一往復で家から出せる。でも一度も開けないタンスとなると、二人がかりで、階段を通って、なかなか予定が取れない午後が必要になる。家具がなかなか片付かないのは、ほかの持ち物より愛着があるからではない。「手放すかどうか決めること」と「実際に運び出すこと」が別の問題で、後者があまりに重いせいで、前者をいつまでも先送りできてしまうからだ。
迷っているように見えて、実は運び出しの問題
家の中のほとんどのものは、難しいのは決めることのほうだ。家具の場合、決めること自体は意外と簡単なことが多い——来客用のベッドが年に一度の週末しか使われていないことも、キッチンのテーブルで作業するようになってから書斎の机にパソコンを置いていないことも、本人はよくわかっている。止めているのは、決めたあとどうなるかがわからないことだ。誰が運ぶのか、どこへ持っていくのか、機能的だけど特に何の変哲もないタンスを本当に欲しがる人がいるのか。この空白を前にすると、たいていの人はそっとブラウザのタブを閉じ、また一年その家具を置いたままにする。そして「決めていない」状態が続くうちに、まるでその物自体に特別な価値があるかのように感じ始めてしまう。
ここを見極めることが大事なのは、それによって本当に効く対策が変わるからだ。やる気や根性はここでは的外れなレバーだ。効くのは最後の一歩――誰がどこへ運ぶか――をあらかじめ決めておくことで、これはほかの片付けアドバイスがほぼ触れない部分でもある。椅子より小さいものには当てはまらないからだ。
同じように見えて、実は二種類ある
ずっと動いていない家具は、扱いの異なる二つのグループに分かれる。一つ目は、頻度は低くても実際に使われているもの――年に二回、来客のときだけ出す良い椅子、年末年始だけ広げる折りたたみテーブル。使う頻度が低いことと、使っていないことは同じではない。消火器と同じで、毎週座られることではなく、必要なときに備えて「そこにある」ことで役目を果たしている家具もある。二つ目は、聞かれても説明できないほど本当に使われていないもの――前の仕事のときの机、なぜ買ったのか誰も覚えていない二脚目の肘掛け椅子。本当に決断すべきなのはこの二つ目のグループで、まずどちらに入っているのかを正直に見極めることが、動き出す前の一番大事な一歩になる。
問いは「売る・譲る・捨てる」ではなく「誰が運ぶか」
「誰も使っていない」グループに入ったとわかれば、この三つの選択肢は、体力的な作業をどこまで自分が引き受けられるかを軸に並び替わる。
売る。本当に値段がつくもので、そのままその場で出品して、引き取りは買い手に任せられるなら、売る価値はある。でも、保管しなければならない、配送しなければならない、わずかな金額のために一週間もメッセージのやり取りをしなければならないとなった瞬間、本当のコストはその時間になる。そしてたいていの場合、その時間は売値より価値がある。
無料で譲る。「無料・引き取り日時指定」とそのまま出せば、上のような手間はほとんどなくなる。無料で、状態も悪くなく、ちゃんと使える家具は、地域の譲り合いグループなどを通じてすぐになくなることが多い。それは、あなたがやりたくなかった作業を相手が引き受けてくれるからだ。この方法は、「まだ使えるけど売る気力がない」という山を静かに解決してくれる。
自治体の粗大ゴミ回収。残ったもの――壊れている、使うには古すぎる、地域の誰も欲しがらないもの――はここに行く。回収日を予約すること自体が、実際に決断を後押しする。締め切りが何かを前に進ませるのと同じで、特定の木曜日にトラックが来るとなれば、その家具にはそれまでに行き先が決まるか、トラックと一緒に出ていくかのどちらかしかなくなる。
「まだいい家具だから」という罠
多くの家具は、こんな一言だけで生き延びている。無垢材だし、当時は高かったし、欲しい人はきっといる。それはどれも事実かもしれない。でも、それは保管し続ける理由にはならない。「状態が良いか」と「自分がここに置きたいか」は別の問いだ。ある家具は完璧な状態でありながら、今の部屋、今の暮らし方、これから先の数年には合わないこともある。「良い作りだから」を「だから手放すべきではない」の結論にしてしまうことが、余った部屋を「一応ちゃんとしたもの」の永久倉庫に変えてしまう原因だ。
ここを抜け出す方法は、二つの問いをはっきり分けて声に出すことだ。良いものかどうか、それとここに置きたいかどうか。ある家具は一つ目には合格し、二つ目には不合格になることがある。そして二つ目に不合格なら、それだけで十分な理由になる。よそでうまく使われるからといって、あなたがスペースを差し出す義理はない。
持ち物リストとの関わり方
家具はまさに、記憶だけでは見落としがちで、部屋ごとのリストなら拾い上げられるものの典型だ。折りたたみテーブルがクローゼットの裏に平らに立てかけてあると、存在自体を忘れやすい。書斎用の机も、あまり通らない部屋にあると、それを忘れて二台目を買ってしまいやすい。Kept では部屋ごと、持ち主ごとに物を整理できるので、実際には家の中にあるのに目に入らなくなっている家具も、買い替え前にチェックすれば表示される。そして、すべてのアイテムに最後に使った日が記録されるので、来客用の椅子が本当に使われないままで問題ない場合はそっとしておかれ、一年触られていない机は次の引っ越しでようやく問題になるまで見えないままにされる代わりに、未使用アイテムの一覧に静かに浮かび上がってくる。
「できている」とはどういう状態か
空っぽの空き部屋のことではない。残っている家具が実際に使われているか、意図的に「備え」として置かれているかのどちらかで、そのどちらでもなかった家具には、出品や引き取り日時、予約済みの回収日といった実際の出口が用意されている状態――「そのうち考える」という終わりのない保留ではなく。