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マタニティ服はどうすればいいか

マタニティ服はクローゼットの中でもいちばん「現役期間」が短いものの一つです。長くても数か月、人によってはもっと短いこともあります。それなのに「これからどうするか」を決めなければいけない瞬間は、人生でいちばん決めごとに向き合う余裕がないタイミングでやってきます。新生児がいる生活には、引き出し一つを整理する時間さえありません。だから、しばらく穿いていたレギンスも、一時期だけ着られたワンピースも、とりあえず下の段にしまわれたまま、答えの出ないまま一年が過ぎていきます。

「サイズが合わなくなった服」とは根本的に違う理由

普通の「もう合わなくなった服」は、たいてい二つのどちらかで決着がつきます。体型が元に戻るか、新しい状態に落ち着いて、それがはっきりした時点で手放す。マタニティ服はどちらの道筋もたどりません。産後の体は、病気の後のむくみのように決まった予定で「戻って」いくものではなく、何か月も、人によってはもっと長く、先の読めない方向に変化し続けます。つまり、この服が合うかどうかを試す「その日」を決めようがないのです。試そうとしている対象そのものが、まだ動いている最中だから。これが、洗濯で縮んだ普通の服よりもこのカテゴリーが片づけにくい理由です。よくある助言は「安定した目標地点がある」ことを前提にしていますが、この段階ではまだそれが存在しません。

本当に問うべきは「好きかどうか」ではなく「次があるかどうか」

実際に決め手になるのはここで、服そのものの好き嫌いとはほとんど関係がありません。正直に考えると、答えはだいたい三つのどれかで、それぞれ行き先が違います。もう次の妊娠はない――選んだ結果でも、状況によるものでも、家族の形がこれで完成したと感じているのでも――のであれば、他の「もう使わなくなったもの」と同じように扱ってかまいません。着なくなったコートを手放すのと同じくらい、あっさり決めてしまって大丈夫です。近いうちに次の妊娠がはっきり決まっているなら、実際に着心地がよかったものだけを残しておくのは、感傷ではなく実用的な判断です。本当に人を立ち止まらせるのは三つ目、「まだわからない」というケースで、一年、あるいはそれ以上、はっきりした答えが出ないまま続くことがあります。これは珍しいことでも、決断力がないわけでもなく、ごくふつうにある状況です。だからこそ、期限のない「そのうち」ではなく、きちんとした計画にしておく価値があります。

「そのうち」を現実的な形にする

まだ決まっていないものについて陥りやすいのは、「念のため」の箱と同じ罠です。何かの役に立つかもしれないという理屈で、全部取っておいてしまう。必要なのは、今持っている情報だけで無理に決断を下すことではなく、「そのうち」にかかるコストを小さくすることです。人目につかない小さな箱を一つだけ用意して、本当に着心地がよかった数点――妊娠期間を通して穿けたジーンズ、コート、買い直すとしたら惜しいと思うもの――だけを入れ、それ以外は今すぐ手放してしまいます。安い基本アイテムや、我慢して着ていたトップス、数千円で気軽に買い直せるものは、その箱に入る資格がありません。箱一つ分で済む「そのうち」なら、答えが出るまで無理なく続けられます。クローゼットの三分の一を占める「そのうち」は、本人がそう決めたつもりがなくても、いつのまにか「ずっと取っておく」という結論にすり替わってしまいます。

実は手放しやすいカテゴリーでもある

普通の服と違って、マタニティ服一式がすべて新品で買いそろえられていることは意外と少ないものです。姉妹から、友人から、数か月前に出産したばかりの近所の人から――もともと譲り受けたものが多いのは、短い期間だけ集中的に着られて、その後は次に必要な人へと渡っていくことが前提になっているからです。だからこそ、これを手放すのは他の服よりも気楽にできます。このカテゴリーには、すでにできあがった流通のルートがあり、そこに戻すのは、自分の手元に来たときの経緯とそう変わりません。妊娠がわかったばかりの友人、地域の子育てグループ、マタニティ用品専門のリサイクルショップは、いずれも喜んで引き取ってくれます。このジャンルへの需要は、ふつうのブラウス一枚とは違って、常に切実だからです。

今回の妊娠が、簡単なものではなかったとき

マタニティ服一式の背景が、すべて単純な話とは限りません。今回の妊娠に流産や重い診断、あるいは毎日思い出したくない合併症が伴っていたなら、ここまで書いたことはそのまま当てはまらなくてもかまいません。一枚一枚確認せずに、まとめて一度に手放してしまってよいですし、「次があるかもしれないから」という理由で無理に何かを残す必要もありません。もし一点だけ、値段の高さや着心地のよさとは別の理由で、どうしても手放したくないものがあるなら、それはクローゼット全体を代表させる必要のない、単独の思い出の品として扱ってかまいません。

記憶よりも記録が助けになる場面

もし次の妊娠に備えて小さな箱を本当に残しておくのなら、やっておく価値があるのは、その箱の存在と中身をざっくりメモしておくことだけです。そうすれば一、二年後に、中身の見当もつかない箱を開けることにはなりません。もし最終的に「もう次はない」という答えになったなら、Kept が物ごとの未使用日数を記録するあの仕組みが、残りの仕事を静かに肩代わりしてくれます。想定していた期間をとうに過ぎても誰も触っていない箱は、それ自体が正直なサインです。だれも口に出して言わなくても、「そのうち」にはもう答えが出ているということです。

「片づいた」とはどういう状態か

妊娠中のクローゼットをそのまま保存しておくことでも、出産直後に何も考えないまま全部手放してしまうことでもありません。次があるなら本当に取っておく価値のある数点だけを、小さな箱に入れて残しておくこと。それ以外は、自分の手元に来たときと同じように、今まさに必要としている誰かに渡ること。そして、生活を立て直そうとしているクローゼットの奥に、答えの出ないまま放置された段がひとつ減っていること。それが「片づいた」ということです。