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日焼け止めをまた買ってしまう理由

日焼け止めを買うのは、いま肌に当たっている太陽に対してであって、家のどこかの引き出しや車の中にすでにあるボトルに対してではありません。今日これから出かける、一時間後には日焼けのリスクが現実になる——そんな状況で、まず家中の「置いてありそうな場所」を頭の中で巡ってから買う、という余裕はありません。だから目の前にある一本を買い、他の場所に残った半端なボトルたちは、誰にも思い出されないままそこにあり続けます。

解決しているのは今日の日差しであって、あちこちに散らばった在庫ではない

新しいボトルに手を伸ばす瞬間の前に、在庫を確認するという発想はほとんど挟まりません。海に行く荷物をまとめていて一本も見つからない、あるいは予想外の猛暑に不意打ちされ、選べるのは近所の店の棚にあるものだけ。頭にあるのは「この先一時間で焼けるかどうか」であって、「洗面台と車とビーチバッグを合わせて何本持っているか」ではありません。その瞬間にそちらを優先するのはまったく自然なことですが、結果として購入の判断は一度も「家にすでにあるもの」を通過しません。

実際に起きている三つのパターン

急に必要になりそうな場所すべてに散らばり、一度に全部を目にする場所には集まらない。 一本は車に常備されています。準備不足の日のために。一本はビーチバッグに残ったまま、家に戻ってくることがありません。一本はジムバッグに、ベビーカーのポケットに、登山用に用意した引き出しに。それぞれがそこにある理由は具体的で筋が通っていて、全部を並べて見る機会が一度もないからこそ、家全体の合計は一つの数字として意識に上ることがなく、「たぶんどこかにある」という曖昧な感覚のまま残ります。

四分の一残ったボトルは、空のボトルと見分けがつかない。 日焼け止めは、食品のように残りが少なくなったことを教えてくれません。押せば出てくる、出なくなる日が来るまでは。その日がすでに日焼けしてしまった日と重なるリスクを冒すより、古いボトルが本当に空になる前に「念のため」新しいのを買っておくほうが楽です。一回一回の判断としては十分理にかなっているのに、それが何度か重なると、棚には残量一割五分のボトルが何本も並ぶことになります。

古い日焼け止めには、新しいものにはない疑いがつきまといます。 暑い車内に二夏放置されたボトルには、分離していないか、緩くなっていないか、SPFが落ちていないかという現実的な疑問がわきます。ほとんどの人は自分の肌でその答えを試したくありません。その疑いは正当なことも多いのですが、同時に「これがまだ使えるか分からない」ということ自体が、これまでの理由に加えてもう一本買う理由になってしまいます。実際には古いボトルが何の問題もなかったとしても。

「棚に何本もあれば気づくはず」が成り立たない理由

日焼け止めのボトルは、ひと目で見分けるのが特に難しいものです。何度か使った後は、たいてい白かオレンジのチューブに見慣れたロゴが付いているだけで、同じジャケットが四着ハンガーに並んでいるときのように、思わず数えたくなるような手がかりが物自体にありません。しかも家全体の在庫は洗面台の棚、車のドアポケット、ビーチバッグ、ジムのロッカーに分散していて、本当の本数が一つの棚の上でまとまって目に入る機会そのものが存在しません。五本が一つのカウンターに並んでいれば気づくはずです。でも実際には、それが並んでいる場面を目にすることが一度もないのです。

ボトル一本ずつ記録しなくても、実際に役立つこと

各ボトルの正確な残量をミリリットル単位で把握する必要はありません。役に立つのは、車に一本、ビーチバッグに一本、洗面台のはだいたいどれくらい前からある、というおおまかで正直な把握です。それがあれば、レジで次の一本を手に取る瞬間、何もない状態ではなく、何かと照らし合わせて判断できます。そのおおまかな把握だけで、「念のため一本」が「車にあるのはまだ十分使えるやつだった、忘れてた」に変わることは十分にあります。

もう半分は、衝動買いをする直前の数秒に、実際に確認できる場所があることです。ドラッグストアの棚の前で、一時間後には出発というときに、車のドアポケットを思い浮かべる人はほとんどいません。これはまさに Kept の「買う前に確認」検索が向いている場面です。「日焼け止め」と入力すれば、すでに記録してある本数、だいたいどれくらい前からあるか、どこに置いてあるかが分かります。そうして手に取る一本は、本当に必要だったものになり、残量一割五分のボトルの仲間入りをする四本目にはなりません。

うまくいっている状態とはどんなものか

家に一本しか置かないことでも、ミリリットル単位で台帳をつけることでもありません。車のドアを開けたりビーチバッグをかき回したりしなくても、家のどこかにすでに日焼け止めがあり、だいたいどこにあるかを知っている状態です。そうすれば、買うボトルは本当の不足を埋めるためのものになり、十秒あれば解消できたはずの疑いのためのものにはなりません。