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家にテープがあるのに、また買ってしまうのはなぜ?

テープが買われるのは、目の前で閉じない隙間、あと五分で包まなければいけない贈り物、引っ越し業者が来る前に閉じたい段ボールに対してであって、引き出しや机、車庫の棚にすでに転がっている使いかけの四本、五本に対してではありません。レジ前で手の届くところにまとめ売りが積まれているとき、頭にあるのは「これで箱が閉じるか」であって、「自分がいったい何本持っているか」ではありません。買うたびに解決しているのはこの一つの隙間だけで、三部屋先の引き出しに今回の作業では使い切れないほどのテープがすでにあっても、それを積み増している感覚にはなりません。

買っているのはこの隙間であって、どこかの引き出しの中身ではない

レジでテープに手が伸びるとき、家に何があるかをきちんと数えたうえでの判断であることはほとんどありません。箱を今日中に発送しないといけない、来客の前にポスターを貼りたい、靴底がはがれてガムテープが一番早い直し方に思える。頭に浮かぶのは「これがどこかにあったはずだ」ではなく「この一本が今の用途に合うか」で、レジ横の棚のほうが車庫まで確かめに行くより速く答えを出してくれます。その瞬間は引き出しを開けて数える行為とはまったく違い、ただ一番近くにあった一本をつかむだけの行為に近いのです——実際に目の前にあるのはそれだけだからです。

ダブりが起きる三つのパターン

種類が違うと「同じテープ」に見えない。梱包用の幅広テープ、養生テープ、ガムテープ、電気絶縁テープ、台所の隅にあるセロテープのディスペンサー——それぞれ頭の中では別々の用途に結びついていて、ガムテープを買うことは「テープが増えた」ではなく「この修理専用の一本」として処理されます。この区別自体は理にかなっています。ただそのせいで、引き出しに六種類のテープが入っていても「足りない」ように感じてしまいます。どの種類も単独では、総量に気づかせるほどの量に達しないからです。

粘着力が落ちたロールは「使い切った」ものとして扱われる。暑い車庫や日の当たる窓辺に一、二年置かれたテープは、まだ芯にかなり残っていても粘着力だけ先に落ちていきます。端がきれいにはがれない、粘着面がべたついてくると、その場でとる合理的な行動は新しい一本を取り出すことです。古いロールは捨てられず、「何かに使えるかもしれない」と引き出しに戻されがちで、そのまま場所を取り続け、次に手を伸ばしたときもやはり使い物になりません。

もともと各部屋に分散して置くものだから、総量を一度に見る機会がない。台所には日常使いのディスペンサー、段ボールを保管する場所には梱包用テープ、車庫にはガムテープ、贈り物を包む引き出しにはマスキングテープ——これは片づけが下手なのではなく、むしろ理にかなった置き方です。一本を家じゅう持ち歩くのも面倒だからです。ただ、意図的に分散させているせいで、全体の量を一度に見る機会が誰にもありません。ある部屋に新しい一本が加わっても、他の部屋にすでにある分と比べられることがないのです。

「引き出しがいっぱいなら気づくはず」が当てにならない理由

テープほど見た目で区別がつかないものも珍しいものです。引き出しの中の十数本は「テープの束」として見えるだけで、十数回の別々の購入としては見えません。ほとんど使い切ったロールと新品のロールも、引き出しをのぞいただけでは見分けがつかず、手に取って少し引き出してみないと残量はわかりません。そのせいで引き出し全体の量を一目で判断するのは難しく、それでいて新しい一本を上に積み重ねること自体は、すでにあるものと何も変わらない行為に見えてしまいます。

すべてを台帳にしなくても効く方法

各ロールに何センチ残っているかまで記録する必要はありません。この隙間を埋めるのは、家にどんな種類がだいたいどこにあるかという大まかな把握です——梱包用は段ボールの近く、ガムテープは車庫の棚、日常用は台所の引き出し。そうしておけば、レジで次の一本に手を伸ばす前に、何もない状態ではなく何かと比べたうえで判断できます。粘着力が本当に落ちたロールは、「また今度」と引き出しに戻すのではなく、思い切って処分するほうが得です。粘着しないロールと、もうないロールとは、占めている場所という意味では同じだからです。

レジ前の勘より、大まかな記録のほうが頼りになる

これは家の中でも特に見過ごされやすい小さな話です。一本だけなら誰も気にしませんが、気づかれないまま増えていく四本目、五本目が、最後には引き出しの蓋が閉まらない原因になります。Kept なら、こうした小さなことをわざわざプロジェクトにせずに記録できます。家にだいたいどんな種類がどこにあるかをひと言残しておくだけで、それが検索できる短い記録になり、何か月も開けていない引き出しを勘で思い出す必要がなくなります。次に箱を閉じたくてレジ横にまとめ売りが並んでいるとき、車庫にすでにあるかを確認するほうが、家に帰ってから三本あったと気づくより、ずっと早く済みます。